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若年・女性のためのトライアル雇用助成金とは

建設技能者の高齢化によって各企業では懸念が生じています。建設業では55歳以上の技能者の割合が約34%と近く離職する技能者の割合が高くなっています。一方、29歳以下の割合は約11%と低く、高齢化が顕著になっています。
また、女性就業者の割合は約15%程度と少ないです。全産業の女性の割合は43%ですがので建設業では著しく低い数字になっています。

若年・女性建設労働者トライアルコースとは

建設業のイメージとして、肉体労働で無口な作業員が多く、気性の荒い人が多いことで殺伐とした雰囲気をイメージする人が残されています。
しかし、実際にはそんなことはなく、施工管理分野の技能者では施主や他の工事業者との調整などコミュニケーション能力なしでは行えない職種もあります。
実際に経験のない求職者でも企業に雇用されれば違ったイメージを持つこともありますので、若年者や女性のためのトライアル助成金制度は求人出す企業と求職者双方にメリットがあります。
国としても女性の社会進出を後押ししているため、企業側も女性の雇用を検討している企業はありますが、助成金制度があることでリスクを抑えることが可能です。

若年者・女性建設労働者トライアルコースのメリット

・企業側のメリット
企業としては技能者の高齢化を防ぐためにも若年者や女性に定着してもらうことが必要になります。定着してもらうためにも求人企業で働いてもらう必要があります。
雇用してもミスマッチが発生しては定着しないことも考えられます。
そこでトライアル期間を設けてリスクを減らすことが可能です。
特に中小企業は若年者や女性技能者がおらず、教育環境の整備も不十分なことが大いにあり得ます。企業側としても後継者の育成や教育環境を整備していく上でのサンプルとしてメリットは十分に感じることができます。
もし、定着しなかったとしても助成金制度がありますのでコストは最低限になります。教育制度を整備する時間だったと考えることで前進することができます。

・求職者のメリット
助成金制度があるため、企業側の雇用意欲が高まっています。求職者は建設業の経験者ではないですが、それを企業側も理解した上で助成金制度を活用します。
そのため、即戦力として考えて採用することはありませんので教育に時間をかけてくれる企業が多いでしょう。
中小企業がメインですので、教育環境がない場合もあります。企業側と並んで自らが教育制度を作っていくことも可能になりますので経験を艇に入れることができます。

若年・女性労働者トライアルコースの助成内容


建設業で求められている若年労働者や女性労働者の確保を図り、建設業が安定的な発展をするための女性です。中小企業に対して、労働者の雇用を安定的にします。

・支給対象企業
トライアル雇用助成金の支給決定を受けた中小建設事業主に対して支給されます。
一人親方や同居の親族のみを使用して建設事業を行っている者は支給の対象外です。

・支給対象となる若年・女性労働者
トライアル雇用助成金(一般トライアルコースまたは障害者トライアルコース)の対象となった労働者に支給されます。
そのうち、トライアル雇用開始の時点で35歳未満の人や女性の場合に支給されます。また、トライアル雇用期間中に主に建設現場で現場作業または施工管理に従事する人が対象になります。
注意点としては、設計や測量、経理、営業などに従事する人については対象となりません。

・支給対象期間
支給対象期間は最長3カ月間になります。

・支給金額
対象となる若年・女性労働者1人につき、支給対象期間1カ月間当たり4万円の支給になります。
若年者雇用促進法(ユースエール認定)に基づく認定事業主が35歳未満の対象者に対してトライアル雇用を実施する場合は、1人当たり5万円の支給になります。

ユースエール認定とは

若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが良い中小企業を厚生労働大臣が認定する制度になります。
これらの企業の情報発信を後押ししてあげることで人材採用の円滑化を支援し、ユースエール認定企業と若者とのマッチングの向上を図ります。「ユースエール認定企業」であれば厚生労働省のウェブサイトにも載りますので優良企業としての地位を築けますし、若者への宣伝にもなります。
認定を受けるために、労働時間や離職率、有給休暇の取得などの12点の項目について認定基準をクリアする必要があります。
これらをクリアしている企業であれば若者の子育てやワークライフバランスを考慮している企業と考えることができます。雇用後のミスマッチを減らすためにも認定企業であることを示している企業であれば安心して働くことが可能です。

若年・女性労働者トライアルコースの申請方法

申請には2つの書類が必要になります。
・トライアル雇用実施計画書
・トライアル雇用結果報告書兼トライアル雇用助成金(若年・女性建設労働者トライアルコース)支給申請書
実施計画書についてはトライアル開始の日から2週間以内に対象者を紹介したハローワークに提出します。その際、トライアル雇用対象者確認票とトライアル雇用助成金支給対象事業主要件票の2つを合わせて提出します。この書類で雇用契約書など労働条件が確認できる書類になります。
助成金を受給するために、トライアル雇用結果報告書兼トライアル雇用助成金(若年・女性建設労働者トライアルコース)支給申請書を提出します。トライアル雇用の3カ月が終了した翌日から2カ月以内にハローワークまたは労働局に申請書を提出します。申請期限をすぎると受付がされないことがありますので注意してください。
その際、3つの書類を添付します。労働保険料概算または労働保険料等納入通知書と中小建設事務主であることを確認できる書類、トライアル雇用期間勤務予定表を合わせて提出します。

まとめ

高齢化による労働者不足の懸念から若年者や女性の雇用を確保する動きが活発になっています。
国としても中小企業の雇用環境整備におけるリスクを抑えるため、助成制度を設けています。
若年・女性建設労働者を対象としたトライアルコースの助成金になります。
若年・女性建設労働者で支給対象となるのは一般トライアルコースで対象となる人のうち、35歳未満の人または女性が対象になります。
一般トライアルコースでは45歳未満で建設業界で経験がない人が対象ですので、経験がない人が雇用されてきますので教育環境を整備することは企業側にとっては負担になります。

その一方、教育環境整備を行う機会だと考えればメリットにも置き換えられます。
支給対象企業は中小建設事業主になります。一人親方や親族のみで運営している企業は対象外になります。
支給対象期間は最長3カ月のトライアル期間です。
支給額は、1カ月4万円の支給になります。また、ユースエール認定企業であれば1カ月5万円の支給になります。
ユースエール認定企業となるためには、12の項目をクリアして厚生労働大臣に認定される必要があります。認定を受けることができれば企業のイメージアップや優秀な人材の確保などが期待されます。

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